布ぞうりの幅が細くなる問題。

私なりにたどり着いた“小さな工夫”

布ぞうりを編んでいると、
「なんか…細くなってきてない?」
そんなふうに思ったこと、ありませんか。

私はまさにそれで、
どうしても細長くなりやすいタイプでした。

手の感覚で調整しようとしても、
毎回同じようにはいかない。
特に、合間にちょこちょこ作ると
余計に安定しない感じがして。


いろいろ試しました

最初は、

  • 段ボールに割り箸を刺してみたり
  • 100均の有孔ボードで
    PPロープの横幅を固定できないか試したり
  • いっそ布ぞうりの編み機を買おうかと悩んだり

あれこれ考えては、
「なんか違うなぁ…」の繰り返し。


そこで生まれた、私流の小ワザ

今も愛用しているのが、
「段ボールを使った“自作布ぞうりメーカー”」です。

作り方はこんな感じ

① 段ボールを準備する
ギフトなどのフタに使われる、薄めで硬い段ボールがおすすめです。
(写真はよくある段ボールを使用しています)
強度を出すため、段ボールは2枚使います。
② ボンドで貼り合わせる
ボンドで貼り合わせます。
中に割り箸などを挟むと、さらに強度が増します。
③ 切り込み位置を決めて切る
作りたい幅に合わせて目印をつけ、切り込みを入れます。
切り込みが大きすぎるとズレやすいので、
ロープの太さより少し大きいくらいがおすすめです。
④ ロープを通した状態
切り込みにPPロープを通します。
バーが段ボールに引っかかる場合は、
マスキングテープを貼ると滑りがよくなり、しかもかわいいです。

使い方はこんな感じ

  1. 編む準備をするとき、
    中ほどの位置にその段ボールを設置。
  2. ロープが抜けないように、
    スライドバーファイルのバーを使って固定します。     あとは常に自分が編んでいる付近でこれで幅を固定しておく。

私は机にロープを固定して編んでいるのですが、
手元の編み初めの幅が細くなりやすいのが悩みでした。

でもこの方法だと、
常に“編んでいる場所に近い位置”で幅を固定できるので、
細長くなりにくくて、すごく助かっています。


編み進めると、ちゃんと役目を終える

編み進めていくと、
この段ボールも一緒に上へ上へと上がってきます。

「そろそろ邪魔かな?」
と思う頃には、だいたい編み終わり。

そこでバーを外せばOK。

同じ幅で作るときは、
そのまま繰り返し使えるのも便利なところです。

※段ボールなので、
ある程度の強度は必要ですが、
私は今もこれを使い続けています。


手の感覚だけじゃ、難しいからこそ

布ぞうりって、
どうしても手の感覚に頼る部分が大きい。

でもそれが難しいからこそ、
毛糸のポンポンメーカーや
つまみ細工メーカー、
ヨーヨーキルトメーカーみたいに、

「布ぞうりメーカー」みたいなものが
あってもいいんじゃないかな、と
思うようになりました。

これは、
私が試行錯誤の末に作った、
自作の布ぞうりメーカー
です。


おわりに

悩んでいた時間も、
無駄じゃなかったなぁと思っています。

手芸メーカーさん、商品化いかがですか?

ウソやんか〜

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